デビルズ・アーンはどんな菌?
若い子実体は細い口を持つ壺のようで、成長すると口が広がり、深いゴブレットや杯に近づきます。同じ種でも成熟段階によって輪郭がかなり変わるため、一つの形だけを覚えると見落としが生じます。 [2]
内側は暗褐色からほぼ黒色で、比較的滑らかです。外側は灰褐色や黒褐色を帯び、細かなざらつきがあります。黒く見えるという共通点の中にも、内外で異なる表面を持っています。 [3]
口縁と柄のつながりを見る
杯の縁は整った円になるとは限らず、裂けたり歯状に乱れたりします。短い柄が下へ続き、その先が腐朽材へ付着します。植物の捕虫袋や、蓋を持つ容器ではありません。 [3]
比較的丈夫な子実体は、条件が合えば何週間も残ることがあります。新鮮な壺形と、縁の開いた古い杯を比べると、口の幅や表面の変化が分かります。日数だけで一律の形へ移ると考える必要はありません。 [2]
地面に生えているように見える理由
腐朽した広葉樹の枝や小丸太を基質とします。材の一部が落ち葉や土に隠れていると、杯だけが地上へ突き出し、土そのものから生えたように見えます。付着部まで見ることが、生態を読む手掛かりになります。 [2] [3]
北米では春の林の特徴的な菌として紹介され、単独から小さな群れで発生します。ここで紹介する季節はその地域の資料に基づくもので、同じ月に世界各地で必ず発生するという意味ではありません。 [2]
黒い葉巻形や赤い杯との違い
デビルズ・シガーChorioactis geasterは、細長い閉じた形から星状に裂ける姿で知られます。本種は深い杯と短い柄のつながりが中心です。黒色の子嚢菌というだけで、形の変化まで同じにはなりません。 [2] [3]
杯の内面に胞子を作るという形はチャワンタケ類にも見られますが、色・毛・柄・胞子などは種類ごとに異なります。本種の黒い杯という特徴は観察の入口であり、類似するすべての黒い菌を一つにまとめる根拠ではありません。 [2]
名称と分類
Devil’s Urnは「悪魔の壺」を思わせる英語の通称です。このページでは英名由来の掲載呼称としてデビルズ・アーンを使い、学名Urnula crateriumを対応させています。傘の裏にひだを作る担子菌ではなく、子嚢菌の一種です。 [1] [3]
読み分けるポイント
本当に壺や容器なのですか?
壺に似た形の子実体です。黒い内面は胞子を作る部分で、短い柄を通して腐朽した広葉樹材へつながります。若い狭い口と成熟した広い杯は、同じ種の異なる段階として説明されています。 [2] [3]
作品:ドットで描く判断
以下は制作時の原文と作品である。参照名や造形判断は制作時の記録として保持し、上の図鑑の分類範囲と区別する。
背景と記録
若い子実体は細い口を持つ壺のようで、成長すると口が広がり、深いゴブレットや杯に近づきます。同じ種でも成熟段階によって輪郭がかなり変わるため、一つの形だけを覚えると見落としが生じます。
BASE STUDYは資料の形態を踏まえた新しい創作原画であり、採集標本の写真ではない。サイズ別作品では実物の識別点を残し、構図と色面を独立して設計している。
姿の解釈
深い黒褐色の杯。不規則に裂ける口縁。短い柄と腐朽材への付着。
ピクセルデザイン
64×64では深い黒褐色の杯、不規則に裂ける口縁、短い柄と腐朽材への付着を識別の軸にした。整数格子で輪郭を接続し、細い器官と背景の境目を少数色の明暗で整えている。
補助作品と造形研究
24×24は識別点を少ない輪郭で整理した研究。補助64×64は別姿勢から形態を読む独立作品。128・384・768は構図・輪郭・色面・余白をそれぞれ設計し、BASEや小さい作品の拡大・トレースではない。
PIXEL ART / 24×24
特徴を絞り込んだ24×24作品。
BASE STUDY
ドットにする前に、体の比率と立体を検討した下描き。
深い黒褐色の杯、不規則に裂ける口縁、短い柄と腐朽材への付着の立体と質感を検討した自然史イラスト。写真の複製や同定標本ではなく、資料の観察内容と創作的な表現を区別した完成原画である。
解像度別ネイティブ作品
NATIVE PIXEL ART / 128×128
少数の構造と大きな交差色面で深い黒褐色の杯を組み直した独立128作品。
NATIVE PIXEL ART / 384×384
不規則に裂ける口縁を見せる器官の配置、傾き、重なりを別設計した独立384作品。
NATIVE PIXEL ART / 768×768
短い柄と腐朽材への付着と全身の関係を別構図へ再配置し、細い構造線と大きい抽象色面を対置した独立768作品。抽象色は実物の色ではない。
特徴一覧
- 深い黒褐色の杯
- 不規則に裂ける口縁
- 短い柄と腐朽材への付着
出典・参考資料
図鑑の参照資料・確認範囲
- GBIF:Urnula crateriumの分類レコード — GBIF
- MushroomExpert:Michael Kuo:Urnula crateriumに関する資料 — MushroomExpert:Michael Kuo
- Fungi Growing on Wood:Messiah University著者資料:Urnula crateriumに関する資料 — Fungi Growing on Wood:Messiah University著者資料
出典は、本文・要旨・書誌情報・データベース・検索結果の抜粋を区別して示しています。引用の範囲を超えて種の性質を一般化しないでください。
- GBIF:Urnula crateriumの分類レコード GBIF ↗
- MushroomExpert:Michael Kuo:Urnula crateriumに関する資料 MushroomExpert:Michael Kuo ↗
- Fungi Growing on Wood:Messiah University著者資料:Urnula crateriumに関する資料 Fungi Growing on Wood:Messiah University著者資料 ↗
このページでは、研究機関や公的資料で確認できる名称・分類・形態・分布の情報と、samesamebangbangによる造形の解釈を分けて書いています。特定の写真や図版を転載したり、そのまま模写したりはしていません。色や形には個体差があるため、ここに描いた姿を唯一の正解として示すものではありません。また、食べられるかどうかの判断や、採取・摂取のための資料でもありません。