白い格子が球をつくる

成熟した子実体は、白い腕がつながった中空の籠になる。腕は球の表面をなぞるように互いに分岐・接合し、大小の多角形の窓を残す。きれいな正多面体が必ずできるわけではなく、腕の本数や窓の大きさには個体差がある。 [2]

格子の腕には横方向のしわがあり、立体として厚みをもつ。MycoKeyに掲載されたニュージーランドの写真を比べると、丸い形からやや卵形までの幅や、残った外皮との位置関係が分かる。平面の網模様ではなく、内部に空間をもつ構造として見ると理解しやすい。 [4] [3]

卵のような包みが開く

発達の初期には、籠の部分は卵状の外皮の中に収まっている。格子が広がると外皮は破れ、下にその残りが見える。Cooperのニュージーランドの報告は、展開した白い籠と、まだ開く前の卵を並べて示している。 [3]

古い形態記載では、展開した籠が外皮から離れて動かされることにも触れられる。地上に置かれた不思議な籠に見えても、人工物が落ちているわけではない。ただし、移動を観察したことと、新しい生息地点で発生したことは区別する必要がある。 [2]

暗い粘液は格子の内側に付く

白い腕の内側には、胞子を含むオリーブ色から暗色の粘液が付く。白い格子と褐色の部分は、別のキノコを組み合わせたものではない。展開した子実体の中で、支える構造と胞子を運ぶ部分が分かれて見えている。 [2] [3]

この粘液には強いにおいが記載されている。見た目が清潔な白い籠でも、一般的な傘とひだをもつ菌と同じ胞子の見せ方ではない。作品で格子の穴を残すことは、装飾的な意匠だけでなく、この生物の構造を伝えることにつながる。 [2]

ニュージーランドの記録を中心に

Manaaki Whenuaの分類資料は、ニュージーランドで本種を在来・非固有の種として扱う。Cooperの報告もニュージーランドと豪州の配列資料を説明している。林の縁や木片マルチなどで見られる姿は、土や有機物のある場所と結び付いている。 [2] [3]

分類資料には多数の地域標本が載っているが、標本数をそのまま現在の生息数に置き換えることはできない。また、データベースのhost欄に樹木名があるだけで、その木に寄生する菌と解釈しない。採集時の基質と、栄養の得方は別々に読む必要がある。 [2]

似た籠型の種との違い

Ileodictyon gracileは、より小型で腕が細く、しわがない形として比較される。ただし古い標本や配列には名前・産地の混同があり、Cooperは具体的な採集番号を挙げて注意している。本種の制作では、名前が一致するという理由だけで別種の写真を混ぜない。 [3]

白い籠は、赤いClathrus ruberとも一見よく似ているが、本ページの対象はIleodictyon属の種である。格子の色だけでなく、腕のしわ、発達段階、参照記録の同定を一緒に見ることが大切だ。掲載名Basket Fungusは英語呼称であり、正式和名を新設したものではない。 [1] [3]

読み分けるポイント

白い格子ならすべてこの種か?

そうとは限らない。同属のI. gracileなどと混同されることがある。本種はしわのある腕が特徴として比較されるが、参照個体の同定・産地や必要な追加情報も確認する。 [3]

作品:ドットで描く判断

以下は制作時の原文と作品である。参照名や造形判断は制作時の記録として保持し、上の図鑑の分類範囲と区別する。

バスケット・ファンガスの主作品・64×64ピクセルアート
現行64×64主作品・既存モーション(生物の行動の同定資料ではない)

背景と記録

成熟した子実体は、白い腕がつながった中空の籠になる。腕は球の表面をなぞるように互いに分岐・接合し、大小の多角形の窓を残す。きれいな正多面体が必ずできるわけではなく、腕の本数や窓の大きさには個体差がある。

BASE STUDYは資料の形態を踏まえた新しい創作原画であり、採集標本の写真ではない。サイズ別作品では実物の識別点を残し、構図と色面を独立して設計している。

姿の解釈

白い中空の籠形。横じわのある管状の腕。腕の内側に付く暗い胞子粘液。卵状の包みから広がる格子。

ピクセルデザイン

64×64では白い角張った中空格子と卵殻状基部を識別の軸にした。整数格子で輪郭を接続し、細い器官と背景の境目を少数色の明暗で整えている。

補助作品と造形研究

24×24は識別点を少ない輪郭で整理した研究。補助64×64は別姿勢から形態を読む独立作品。128・384・768は構図・輪郭・色面・余白をそれぞれ設計し、BASEや小さい作品の拡大・トレースではない。

バスケット・ファンガスの24×24作品

PIXEL ART / 24×24

特徴を絞り込んだ24×24作品。

バスケット・ファンガスの造形研究用BASE STUDY

BASE STUDY

ドットにする前に、体の比率と立体を検討した下描き。

白い角張った中空格子と卵殻状基部の立体と質感を検討した自然史イラスト。写真の複製や同定標本ではなく、資料の観察内容と創作的な表現を区別した完成原画である。

解像度別ネイティブ作品

特徴一覧

  • 白くしわのある中空格子
  • 大きな多角形の窓
  • 卵殻状の基部

出典・参考資料

図鑑の参照資料・確認範囲

  1. GBIF:Ileodictyon cibariumの固定種レコード — GBIF Backbone Taxonomy確認日 2026-10-17/データベース記録
  2. Ileodictyon cibarium:原記載・形態記載・標本の整理 — Manaaki Whenua/Biota of New Zealand確認日 2026-10-17/本文
  3. Mycological Notes 41:ニュージーランドのスッポンタケ類 — Jerry A. Cooper/Fungal Network of New Zealand確認日 2026-10-17/本文
  4. Ileodictyon cibarium:ニュージーランドの採集写真 — Clive Shirley/MycoKey確認日 2026-10-17/本文

出典は、本文・要旨・書誌情報・データベース・検索結果の抜粋を区別して示しています。引用の範囲を超えて種の性質を一般化しないでください。

このページでは、研究機関や公的資料で確認できる名称・分類・形態・分布の情報と、samesamebangbangによる造形の解釈を分けて書いています。特定の写真や図版を転載したり、そのまま模写したりはしていません。色や形には個体差があるため、ここに描いた姿を唯一の正解として示すものではありません。また、食べられるかどうかの判断や、採取・摂取のための資料でもありません。