基本情報
- 掲載呼称(属名のカナ表記)
- エルラシナ
- 英字表記(属名)
- Elrathina
- 学名
- Elrathina cordillerae
- 分類
- 節足動物・三葉虫類
- 時代
- 中期カンブリア紀
- 化石産地・発見地域
- カナダ・ブリティッシュコロンビア州、バージェス頁岩
エルラシナとは?
エルラシナ・コルディレラエは、バージェス頁岩から知られる細身の三葉虫です。頭部は半円形で、左右の後角が丸く、長い頬棘をもちません。頭鞍の前の平面も短い形です。
胸部には17〜19節があり、細い中央軸に対して左右の葉が広がります。体は後ろへ向かって長く細まり、ごく小さな楕円形の尾板で終わります。短い胸部と大きな尾板をもつハンブリアとは、比率が対照的です。
資料:rom
形を見分けるポイント
- 棘のない丸い頬の後角
- 17〜19節の細長く先細りする胸部
- ごく小さな楕円形の尾板
化石からわかること
成体の背側外骨格は平均約2cmと記載されています。眼は小さく、頭の中央より少し前にあります。尾板には通常2節に相当する構造が認められます。
まれな標本では細い触角と、頭部から胸部・尾部の下に続く繊細な二叉型の付属肢の証拠があります。殻の周囲の暗い染みは分解物と解釈される場合があり、すべてを脚の輪郭に置き換えられません。
資料:rom
軟体部が残ることの意味
三葉虫の脚は背側の甲に隠れるため、普段よく見る化石では存在しても見えません。エルラシナのような例は、背側の形だけではわからない体のつくりを知る手がかりです。
一方で、繊細な付属肢は圧縮され、重なって残ります。作品は観察図の代用品ではなく、どの部位が資料に支えられ、どこからが姿勢の解釈かを分けた造形です。
資料:rom
節数には幅がある
本種の胸節は17〜19節と記載されます。ひとつの固定数だけを全標本に当てはめず、今回の大型作品はその範囲内の18節を表現例に選びました。
エルラシアという似た属名とは別です。名前の綴りだけでなく、丸い頬角、長い胸部、非常に小さい尾板という組合せを確かめて比較できます。
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復元の解釈
体の厚みと関節の曲げ方は、平面化した化石からの解釈を含みます。
触角や腹側の気配は保存のある構造を手がかりにしますが、細部が全標本で同じ状態で見えると断定する表現にはしていません。
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ドットアートの見どころ
24×24の主作品は、特徴を絞った輪郭と色面で表しました。64×64の補助作品は、その輪郭と保存構造を見比べるための作品です。小さい作品の線や点は器官数や体節数の計測図ではありません。
128×128、384×384、768×768は、部位・視点・姿勢・色面と空間の関係を変え、それぞれの整数キャンバスへ独立して描きました。他サイズやBASEの拡縮、トレースは使っていません。
BASE STUDYはAI支援の自然史イラストで、標本写真ではありません。保存された構造と、色・厚み・質感・立体的な姿勢の解釈を分けて紹介しています。部分化石の作品は、未知の全身を確定した復元ではありません。
作品と造形研究

AI支援の復元イラスト。色・質感・姿勢は解釈を含みます。




よくある疑問
胸部の節数が一定ではないのですか?
種の記載では17〜19節と幅があります。今回の形はそのうち18節の表現例です。
頭の横に長い棘はありますか?
本種の頬角は丸いと記載されます。エルラシア・ペルムルタの長い頬棘とは異なります。
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出典・参考資料
出典は化石・研究内容の確認に用いています。ここに掲載するドットアートは、資料にある標本写真の転載ではありません。
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