基本情報

掲載呼称(属名のカナ表記)
エルラシア・ペルムルタ
英字表記(属名)
Elrathia
学名
Elrathia permulta
分類
節足動物・三葉虫類
時代
中期カンブリア紀
化石産地・発見地域
カナダ・ブリティッシュコロンビア州、バージェス頁岩

エルラシア・ペルムルタとは?

エルラシア・ペルムルタは、バージェス頁岩のウォルコット採石場で知られる三葉虫です。半円形の頭が体長のおよそ3分の1を占め、頭鞍の前には比較的長い平面があります。

頬の後角は鋭い棘となり、第4胸節付近まで届きます。胸部は14節で、後半ほど急に細くなり、小さく丸い尾板へ続きます。よく流通する別種E. kingiiの外形で置き換えず、本種の記載を用いています。

形を見分けるポイント

  • 第4胸節付近まで伸びる頬棘
  • 14節の胸部と後半の強い先細り
  • 細い頭鞍とその前の比較的長い領域

化石からわかること

成体の背側外骨格は最大約25mmとされます。頭鞍は細く前へ狭まり、前端は丸く、左右には3対の浅い溝があります。眼は小さく、眼へ向かう隆起は弱いと記載されています。

この種の非鉱化部は知られていません。頭部の棘や背側の節は表現できますが、脚・触角・鰓の種固有の形を補って確定像にすることは避けています。

外骨格から読む生活

ROMは、海底の堆積物上で粒子を利用する暮らしと、低酸素環境への適応の可能性を挙げています。いずれも現在の個体のように行動を観察できる情報ではなく、体形や産状をもとにした説明です。

棘が長いから必ず速く泳いだ、捕食性だったという結論にはなりません。姿の強さと食性の証拠を切り離して読むと、装飾的な形を生態へ短絡させずに楽しめます。

属名が同じでも別種

エルラシアという属には複数の種が含まれます。別種の産地や成長段階の形態を、この種の確定情報としてまとめていません。

本種の作品では、長い頬棘、14胸節、頭鞍の前方の余白を優先しました。エーマニエラの太い樽形の胸部や、丸い頬角をもつエルラシナとは異なる形です。

復元の解釈

作品は背側の硬い殻を扱い、保存の知られない軟体部は省いています。

体色、関節をわずかに曲げた姿勢、表面の光沢は解釈であり、生前の色彩が特定されたという意味ではありません。

ドットアートの見どころ

24×24の主作品は、特徴を絞った輪郭と色面で表しました。64×64の補助作品は、その輪郭と保存構造を見比べるための作品です。小さい作品の線や点は器官数や体節数の計測図ではありません。

128×128、384×384、768×768は、部位・視点・姿勢・色面と空間の関係を変え、それぞれの整数キャンバスへ独立して描きました。他サイズやBASEの拡縮、トレースは使っていません。

BASE STUDYはAI支援の自然史イラストで、標本写真ではありません。保存された構造と、色・厚み・質感・立体的な姿勢の解釈を分けて紹介しています。部分化石の作品は、未知の全身を確定した復元ではありません。

作品と造形研究

よくある疑問

エルラシア・キンギと同じですか?

同属の別種です。ここではE. permultaの記載に基づく形と産地を扱います。

長い棘はどこにありますか?

頭の左右後角から後ろへ伸びる頬棘で、第4胸節付近まで届くと記載されています。

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出典・参考資料

  1. Royal Ontario Museum — Elrathia permulta

出典は化石・研究内容の確認に用いています。ここに掲載するドットアートは、資料にある標本写真の転載ではありません。

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