小さい頭が和名にも残る
バラトリテス・イリスは、学名 Barathrites iris のアシロ科魚だ。2012年の日本の標本を扱った論文で、コガシラアシロという和名が提唱された。小さい頭と眼を持ち、細長い体には横から見て厚みがある。頭と胴がどちらも細いウナギとは異なり、短い頭から続く胴の深さが輪郭の特徴になる。論文は鹿児島県沖で得られた二個体を詳しく記載している。 [2]
腹びれの二本を観察する
丸い吻の下に比較的小さい口があり、眼は小さな円形として外から確認できる。左右の腹びれはそれぞれ二本のひれ条を持ち、先端を除いて膜でつながる。背びれと尻びれは長い基部を持って尾びれへ続き、尾は細い。眼の見えない Typhlonus と同じ顔にはならず、短い頭、円い眼、腹びれを組み合わせて輪郭を読むことが大切だ。 [2]
太平洋の分布を支えた標本
以前の資料は本種の太平洋での存在を示唆していたが、2012年論文は鹿児島県沖の二標本によって、その記録を確かめた。採集水深は4,856〜4,864メートルと記載される。これは当該採集地点の区間であり、種全体の最浅値と最深値ではない。論文はアゾレス南西やスリナム沖の大西洋記録とも比較し、離れた海域の同定を具体的な形態で結び付けた。 [2]
一つの数だけで種を決めない
近い B. parri と比べると、本種は基鰓骨の歯の斑を持たず、眼が小さく、吻から背びれまでが短い。以前は鰓条骨の数も区別に使われたが、日本の大きい標本では右が六本、左が七本だった。著者らはほかの特徴を合わせて本種と判断し、この差を種内変異と考えた。体の左右まで数えた標本研究が、単純な識別表を補った例である。 [2]
読み分けるポイント
コガシラアシロという和名はこの魚?
2012年の日本の原著がBarathrites irisに対してコガシラアシロを提唱している。掲載名バラトリテス・イリスは同じ学名を指す。 [2]
作品:ドットで描く判断
以下は制作時の原文と作品である。参照名や造形判断は制作時の記録として保持し、上の図鑑の分類範囲と区別する。
背景と記録
バラトリテス・イリスは、学名 Barathrites iris のアシロ科魚だ。2012年の日本の標本を扱った論文で、コガシラアシロという和名が提唱された。小さい頭と眼を持ち、細長い体には横から見て厚みがある。頭と胴がどちらも細いウナギとは異なり、短い頭から続く胴の深さが輪郭の特徴になる。論文は鹿児島県沖で得られた二個体を詳しく記載している。
BASE STUDYは形態資料を踏まえて新たに制作した自然史イラストであり、標本写真ではない。サイズ別の作品では構図と色面を変え、科学的な記録と創作表現を区別している。
姿の解釈
小さい丸い眼と短い頭。膜でつながる二条の腹びれ。尾へ連続する背びれと尻びれ。
ピクセルデザイン
64×64では小さい丸い眼と短い頭、膜でつながる二条の腹びれ、尾へ連続する背びれと尻びれを中心に、輪郭の接続と少数色の明暗を整えた。白い画像面でも薄い部分が消えないよう、暗い縁と空白の位置を調整している。
補助作品と造形研究
24×24は特徴を最少の輪郭へまとめた研究。補助64×64では別の姿勢を整数格子で描いた。128・384・768は各キャンバスの軸、曲線、色面、描線の密度を個別に組み直し、BASEの拡大やトレースを行っていない。
PIXEL ART / 24×24
特徴を絞り込んだ24×24作品。
BASE STUDY
ドットにする前に、体の比率と立体を検討した下描き。
小さい丸い眼と短い頭、膜でつながる二条の腹びれ、尾へ連続する背びれと尻びれの比率と質感を確かめる自然史イラスト。柔らかな光の中で、輪郭だけでは読み取りにくい厚みや重なりを描いた。写真の複製ではなく、形態資料を踏まえた創作原画として掲載している。
解像度別ネイティブ作品
NATIVE PIXEL ART / 128×128
小さい丸い眼と短い頭を軸に、斜めの軸と少数の大きな色面で構成した独立作品。
NATIVE PIXEL ART / 384×384
膜でつながる二条の腹びれを軸に、胴の曲線と面の交差を組み直し、器官の間の空間を広く取った独立作品。
NATIVE PIXEL ART / 768×768
尾へ連続する背びれと尻びれを軸に、非対称の構図と節・点・線の異なるリズムを組み合わせた独立作品。
特徴一覧
- 小さい丸い眼と短い頭
- 膜でつながる二条の腹びれ
- 尾へ連続する背びれと尻びれ
出典・参考資料
図鑑の参照資料・確認範囲
- WoRMS: Barathrites iris — World Register of Marine Species
- Ohashi, Imamura & Yabe 2012: Barathrites iris from Southern Japan — 日本動物分類学会 / Species Diversity
出典は、本文・要旨・書誌情報・データベース・検索結果の抜粋を区別して示しています。引用の範囲を超えて種の性質を一般化しないでください。
- WoRMS: Barathrites iris World Register of Marine Species ↗
- Ohashi, Imamura & Yabe 2012: Barathrites iris from Southern Japan 日本動物分類学会 / Species Diversity ↗
このページでは、研究機関や公的資料で確認できる名称・形態・観察情報と、samesamebangbangによる造形の解釈を分けて書いています。特定の写真や映像を転載したり、そのまま模写したりはしていません。深海の映像は照明で色が変わるため、写っている色をそのまま体色として扱ってはいません。