基本情報
- 掲載呼称(属名のカナ表記)
- ステフェノスコレクス
- 英字表記(属名)
- Stephenoscolex
- 学名
- Stephenoscolex argutus
- 分類
- 環形動物(多毛類型)
- 時代
- カンブリア紀ミャオリンギアン世・ウリューアン期(バージェス頁岩)
- 化石産地・発見地域
- カナダ・ブリティッシュコロンビア州、バージェス頁岩
ステフェノスコレクスとは?
細い体に多数の節が並び、その左右に一枝の疣足がつきます。それぞれの疣足には短く単純な剛毛が束になり、体の両縁を細い毛の列のように見せます。
頭には前方と側方へ伸びる二対の付属肢が記載されています。一方、体幹の触糸や鰓は確認されていません。現生のゴカイの目立つ鰓や大きな顎を、そのまま付け足さないことが大切です。
資料:rom
形を見分けるポイント
- 細い胴とおよそ40の体節
- 一枝の疣足
- 短く単純な剛毛の束
- 体幹の触糸と鰓が確認されない
化石からわかること
ROMは、幅約1ミリメートル、長さ約3センチメートルの細い体、およそ40の体節を説明しています。作品の小さい格子ではそれらをすべて正確な数で表せないため、形態の要点を抽出しています。
少数の初期標本だけでなく後の採集資料もありますが、餌や行動を詳しく観察できるわけではありません。疣足と剛毛の構造から考えられる運動と、具体的に何を食べたかは別の問題です。
資料:rom
毛の形を見比べる
環形動物では、剛毛の束のつき方や疣足が分岐するかどうかが比較の手掛かりになります。全体が似た虫に見えても、この局所の違いは見逃せません。
本種の作品では胴より大きな剛毛の扇を作らず、短い毛が繰り返すリズムを残しました。カナディアなど別の環形動物と並べると、その細さを見比べられます。
資料:rom
食性を決めつけない
海底を移動したと考えることと、肉食・腐肉食・堆積物食のどれかに決めることは同じではありません。このページは未確認の餌を具体名で補っていません。
384格子では前方の付属肢、768格子では長い体に続く疣足の反復を中心にしています。大きさを変えるときも、資料にない器官を細部として追加することはしていません。
資料:rom
復元の解釈
一本の細い体に単純な剛毛が連なる形を優先し、二叉する大きな鰓や羽毛状の飾りは避けました。剛毛は体から離れた光の点にならないよう接続して描いています。
体色、皮膚の反射、体の曲がり方は復元上の解釈です。画面上の剛毛の本数は、各疣足の剛毛を測定した値として示していません。
資料:rom
ドットアートの見どころ
24×24の主作品は、対象ごとの輪郭を選んで24格子へ独立設計しました。64×64は形態を見比べる補助作品です。格子の数や線の本数を、器官数・体節数の新しい計測値としては示していません。
128×128・384×384・768×768は、観察する向き・姿勢・範囲・色面と空間の関係を変え、それぞれの整数キャンバスへ独立して描きました。BASEや他サイズの拡縮、トレース、色替えによる派生ではありません。
BASE STUDYはAI支援で制作した自然史の復元イラストで、実物の標本写真ではありません。保存された構造と、色・厚み・質感・姿勢の解釈を分けて紹介します。不完全な化石の作品は、未知の全身を確定した復元ではありません。
作品と造形研究

AI支援の復元イラスト。色・質感・姿勢は解釈を含みます。




よくある疑問
疣足は枝分かれしていますか?
ROMの記載では一枝の疣足です。そこに短く単純な剛毛が束になり、触糸や鰓は確認されていません。
何を食べていましたか?
具体的な餌は確定していません。体の運動を考えることと食性を一つに決めることは区別しています。
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出典・参考資料
出典は化石・研究内容の確認に用いています。ここに掲載するドットアートは、資料にある標本写真の転載ではありません。
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