基本情報
- 掲載呼称(属名のカナ表記)
- シノキリンドラ
- 英字表記(属名)
- Sinocylindra
- 学名
- Sinocylindra yunnanensis
- 分類
- 藻類様の炭質圧縮化石(詳しい所属未確定)
- 時代
- カンブリア紀第2世・第3期(澄江生物群)
- 化石産地・発見地域
- 中国・雲南省、澄江生物群
シノキリンドラとは?
黒っぽく滑らかな細い帯が、長さに沿っておおむね同じ幅で続きます。枝分かれや葉のような構造がないため、細長い軸をもつ藻類の化石と比べられてきました。
緩い曲がりや巻き方は特徴的ですが、渦巻き状の殻でも節のある虫でもありません。外形だけでは内部の細胞や現生藻類との詳しい関係まで決められません。
形を見分けるポイント
- 幅がおおむね一定の細い帯
- 滑らかな表面
- 枝分かれしない
- 緩く巻いた圧縮化石
化石からわかること
UNESCOの澄江化石産地の推薦資料で名称と標本の掲載を確認できます。2017年の専門書の公開概要は、澄江標本の幅がおよそ0.3ミリメートル、長さが最大約2センチメートルの滑らかな帯であると説明しています。
ほかの地域や時代にも同名で比較される資料がありますが、それらの寸法を澄江標本の計測値へ混ぜていません。タイプ産地と、このページで扱う澄江生物群での産出も同じ意味ではありません。
巻き方だけで分類できるか
巻く形は多くの生物や遺骸に現れます。シノキリンドラでは、幅、表面、枝の有無を組み合わせて見る必要があり、巻き方だけを根拠に特定の群へ固定できません。
作品も渦巻きを整えすぎず、自然な緩い曲線を使っています。左右対称の装飾や完全な円に変えるより、リボンの連続性を観察できる構成にしました。
他地域の報告との距離
同じ学名が異なる時代の資料に適用される場合、すべてが同一の生物だと直ちに確定するわけではありません。このページの時代と産地は、対象とした澄江資料の範囲です。
詳しい所属が分からないことを、未記入の代わりに架空の学名や生態で埋めていません。帯として残る形が何を示すかを、資料の範囲内で紹介しています。
復元の解釈
BASEは表面の滑らかなリボンとして復元し、未知の枝、細胞の隔壁、根を加えていません。立体的な薄さや色には解釈が含まれます。
小さな格子では幅を一定に保つことと開いた曲がりを優先しました。線の繰り返しを体節として刻まず、藻類様の帯の連続を表現しています。
ドットアートの見どころ
24×24の主作品は、対象ごとの輪郭を選んで24格子へ独立設計しました。64×64は形態を見比べる補助作品です。格子の数や線の本数を、器官数・体節数の新しい計測値としては示していません。
128×128・384×384・768×768は、観察する向き・姿勢・範囲・色面と空間の関係を変え、それぞれの整数キャンバスへ独立して描きました。BASEや他サイズの拡縮、トレース、色替えによる派生ではありません。
BASE STUDYはAI支援で制作した自然史の復元イラストで、実物の標本写真ではありません。保存された構造と、色・厚み・質感・姿勢の解釈を分けて紹介します。不完全な化石の作品は、未知の全身を確定した復元ではありません。
作品と造形研究

AI支援の復元イラスト。色・質感・姿勢は解釈を含みます。




よくある疑問
虫の体節のような区切りはありますか?
対象資料では滑らかで枝分かれしない帯として説明されています。作品にも虫の体節を刻んでいません。
褐藻と確定していますか?
現生の褐藻との類似は論じられていますが、詳しい所属が確定したものとしては紹介していません。
関連する作品
出典・参考資料
出典は化石・研究内容の確認に用いています。ここに掲載するドットアートは、資料にある標本写真の転載ではありません。
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