奇妙な形のキノコをどう比べるか?
キノコの子実体は、傘と柄だけの形ではない。網、枝、星形、球、針、葉片が集まる形など、胞子を作り運ぶ構造には大きな違いがある。キヌガサタケの網とサンコタケの枝を並べると、外から目立つ部分の配置が違うことが分かる。ツチグリやオニフスベでは、胞子を収める構造が形の印象をつくる。ヤマブシタケの針やハナビラタケの葉片も、植物の花や動物の毛とは別の構造である。このハブは珍しい見た目を入口にしつつ、和名と学名が一対一で結びつかない場合も扱う。原画に標本が対応していない対象は、属の範囲で説明する。制作時の参照名を現在の分類へ無条件に読み替えないため、変更の理由を各ページに残した。絵だけによる実物の同定や食用判断はできない。表やカードの寸法は菌の実寸を示すものではなく、成長段階の違いもある。出典をたどって、形と分類を一緒に楽しむための一覧である。
対象と資料の比較
| 和名・掲載名 | 学名・扱い | 大きさと対象 | 分布 | 図鑑 |
|---|---|---|---|---|
| キヌガサタケ | Phallus indusiatus | 測定条件をそろえた数値は掲載していない | 本文の確認範囲を参照 | キヌガサタケ |
| サンコタケ | Pseudocolus fusiformis | 測定条件をそろえた数値は掲載していない | 本文の確認範囲を参照 | サンコタケ |
| ツチグリ | Astraeus | 測定条件をそろえた数値は掲載していない | 本文の確認範囲を参照 | ツチグリ |
| オニフスベ | Calvatia nipponica | 測定条件をそろえた数値は掲載していない | 本文の確認範囲を参照 | オニフスベ |
| ヤマブシタケ | Hericium erinaceus | 測定条件をそろえた数値は掲載していない | 本文の確認範囲を参照 | ヤマブシタケ |
| ハナビラタケ | Sparassis latifolia | 測定条件をそろえた数値は掲載していない | 本文の確認範囲を参照 | ハナビラタケ |
| タマゴタケ | Amanita caesareoides | 測定条件をそろえた数値は掲載していない | 本文の確認範囲を参照 | タマゴタケ |
| アミガサタケ | Morchella | 測定条件をそろえた数値は掲載していない | 本文の確認範囲を参照 | アミガサタケ |
キヌガサタケ
キノコサンコタケ
キノコツチグリ
キノコオニフスベ
キノコヤマブシタケ
キノコハナビラタケ
キノコタマゴタケ
キノコアミガサタケ
キノコ同縮尺図の制作条件
上のカードは実寸比較図ではない。測定部位、生活段階、標本の状態と出典をそろえた対象だけで比較図を制作する。未確認の最大値は使わない。伝承の存在には生物の実測値を付けない。
よくある質問
すべて同じ種や分類群なのか?
テーマは比較の入口であり、学名と階級は各対象のページで区別している。
数値がない項目はどう読むか?
対象の種や測定条件に対応する数値を掲載できない項目です。別の種や属の値で埋めたり、ゼロと読み替えたりしないでください。
出典・確認範囲
- キヌガサタケ — 立田山のきのこ — 森林総合研究所 九州支所(確認日 2026-09-19/本文)
- 日本産アカダマキヌガサタケの形態 — キヌガサタケとの比較 — 山上公人・糟谷大河 / 日本菌学会(確認日 2026-09-19/本文)
- Pseudocolus fusiformis — 台湾・国立自然科学博物館(確認日 2026-10-02/本文)
- サンコタケの標本報告 — 国立科学博物館(確認日 2026-10-02/本文)
- Astraeus: hidden dimensions(2013) — Phosri・Martín・Watling / IMA Fungus(確認日 2026-10-02/本文)
- Identification of Japanese Astraeus(2010) — Fangfukほか / Mycoscience(確認日 2026-10-02/要旨)
- オニフスベ — 生き物写真館 — 筑波大学 山岳科学センター(確認日 2026-09-19/本文)
- 園長のおすすめ(オニフスベ) — 広島市植物公園(確認日 2026-09-19/本文)
- Lion’s mane mushroom: King of the jungle? — Royal Botanic Gardens, Kew(確認日 2026-09-19/本文)
- Bearded Tooth — Missouri Department of Conservation(確認日 2026-09-19/本文)
- Sparassis latifoliaの命名記録 — Index Fungorum(確認日 2026-10-02/データベース記録)
- 山口県産きのこ類の採集・確認目録(2016、118頁) — 下関市・博物館報告(確認日 2026-10-02/本文)
- 自然探訪2016年11月 タマゴタケ — 森林総合研究所(確認日 2026-10-02/本文)
- Amanita satotamagotakeの記載(2024) — Mycoscience(確認日 2026-10-02/要旨)
- Morchella nipponensisの記載(2022) — Mycoscience / Kasuyaほか(確認日 2026-10-02/本文)
- Morchellaの系統・歴史生物地理研究(2023) — Frontiers in Microbiology(確認日 2026-10-02/要旨)