ダトー石とは
ダトー石はカルシウム、ホウ素、珪素を主な成分とする珪酸塩鉱物で、ダンブリ石とは組成も結晶系も異なる。無色や白色のほか、淡い緑を帯びるものがあり、黄や桃色なども知られる。スペインのサラゴサ大学の鉱物博物館は、熱水または火山に関わる作用で生じた結晶群を紹介する。本作では淡緑色の短い結晶をいくつか重ね、広い面が異なる方向を向く姿を選んだ。光が通る印象は面ごとの明暗で表し、輪郭をぼかさずに群晶の厚みを見せる。 [1] [2]
太い短柱が重なる淡緑色の群晶
結晶系は単斜晶系で、短い柱状や板状の結晶が代表的な形の一つである。HOMには球状や葡萄状、粒状から緻密な集合も記載され、すべてが同じ端面をもつわけではない。作品の結晶は長い針や六角形の水晶にせず、幅のある短柱に大きさの違う斜面を置く。手前の低い結晶が奥の稜を隠す重なりも使い、平らな輪郭の寄せ集めにならないようにした。面上の短い段と小さな欠けを添え、天然の成長面と付着する粗い部分を描き分けている。 [1] [2]
どのような場所に産するか
苦鉄質の火成岩の空隙を満たす二次鉱物として産するほか、凝灰岩の晶洞、石灰岩のスカルン、蛇紋岩や一部の鉱脈などにも見られる。HOMはノルウェーのアーレンダール、ドイツのザンクト・アンドレアスベルク、ロシアのダリネゴルスクなどを挙げる。サラゴサ大学の博物館にはスペインのエリゴイティの採石場からの結晶群が記録されている。これらは産状を考える例であり、描いた群晶に特定の採集地や収蔵番号を与えるものではない。 [1] [2]
名称の範囲と見分ける視点
題材はダトー石の淡緑色の短柱群晶で、現行IMA表の理想式CaB(SiO₄)(OH)を用いる。ホウ素を含むことだけを理由に、異なる構造をもつホウ酸塩鉱物と同一に扱わない。ダトー石には粒状や丸い集合もあるが、この作品では斜めの結晶面が読み取れる形を選ぶ。色や見かけの透明感は変化するため、淡緑色の鉱物を外観だけでダトー石と判定する図にはしない。短柱の面のつながりと、付着部から結晶が立ち上がる位置関係を見どころとする。 [1] [2] [3]
読み分けるポイント
淡い緑ならダトー石なのか?
ダトー石には無色や白、黄、桃色などもある。逆に淡緑色の鉱物はほかにも多く、色だけでは種を決められない。結晶形や組成などの情報を合わせて確認する。 [1] [2]
ダンブリ石と同じ鉱物?
同じ鉱物ではない。ダトー石の理想式はCaB(SiO₄)(OH)で単斜晶系に属する。名前や色が似て見えても、別の種の組成や結晶系を流用しない。 [1] [3]
作品:ドットで描く判断
以下は制作時の原文と作品である。参照名や造形判断は制作時の記録として保持し、上の図鑑の分類範囲と区別する。

背景と記録
ダトー石はカルシウム、ホウ素、珪素を主な成分とする珪酸塩鉱物で、ダンブリ石とは組成も結晶系も異なる。無色や白色のほか、淡い緑を帯びるものがあり、黄や桃色なども知られる。スペインのサラゴサ大学の鉱物博物館は、熱水または火山に関わる作用で生じた結晶群を紹介する。本作では淡緑色の短い結晶をいくつか重ね、広い面が異なる方向を向く姿を選んだ。光が通る印象は面ごとの明暗で表し、輪郭をぼかさずに群晶の厚みを見せる。
苦鉄質の火成岩の空隙を満たす二次鉱物として産するほか、凝灰岩の晶洞、石灰岩のスカルン、蛇紋岩や一部の鉱脈などにも見られる。HOMはノルウェーのアーレンダール、ドイツのザンクト・アンドレアスベルク、ロシアのダリネゴルスクなどを挙げる。サラゴサ大学の博物館にはスペインのエリゴイティの採石場からの結晶群が記録されている。これらは産状を考える例であり、描いた群晶に特定の採集地や収蔵番号を与えるものではない。
姿の解釈
結晶系は単斜晶系で、短い柱状や板状の結晶が代表的な形の一つである。HOMには球状や葡萄状、粒状から緻密な集合も記載され、すべてが同じ端面をもつわけではない。作品の結晶は長い針や六角形の水晶にせず、幅のある短柱に大きさの違う斜面を置く。手前の低い結晶が奥の稜を隠す重なりも使い、平らな輪郭の寄せ集めにならないようにした。面上の短い段と小さな欠けを添え、天然の成長面と付着する粗い部分を描き分けている。
ピクセルデザイン
24×24では淡緑色の太い短柱を重ね、広い明るい端面、暗い側面、小さな成長段を描く。3〜6色と透過背景を使い、結晶習性を輪郭と面の明暗へ整理している。
補助作品と造形研究
64×64補助作品では結晶の面と集合構造を別の配置で描いた。BASE横には24×24を置き、128・384・768は各サイズの整数グリッドに独立して構図を設計している。単純拡大や画像のモザイク化は行っていない。
PIXEL ART / 24×24
特徴を絞り込んだ24×24作品。
BASE STUDY
結晶の比率・立体・質感を検討したBASE原画。
自然標本の結晶習性を手がかりに、立体と質感を検討した創作原画。実物の標本写真や特定の参照画像の複製ではない。
解像度別ネイティブ作品
NATIVE PIXEL ART / 128×128
左へ傾く大きな短柱と右奥の結晶に、手前の三つを重ねる五結晶の構成。上の面と暗い斜面が交互に現れ、広がる根元と大小の差を読ませる。
NATIVE PIXEL ART / 384×384
中央奥の高い短柱を囲む六つの結晶を、低い弧をつくるように並べる。左右の稜の向きを変え、前後の重なり、短い段、粗い付着部を描き分ける。
NATIVE PIXEL ART / 768×768
右奥の結晶を高くし、九つの大小の短柱が横へ広がる群晶を描く。手前は低く密に重ね、斜面の大小と段の位置を変えながら一体の根元につなぐ。
特徴一覧
- 短い柱状・板状結晶。球状・葡萄状、粒状〜緻密な集合もある。
- 珪酸塩鉱物(ホウ素を含む)
- 単斜晶系。化学式 CaB(SiO₄)(OH)
出典・参考資料
図鑑の参照資料・確認範囲
- Handbook of Mineralogy — datolite — Mineralogical Society of America / Mineral Data Publishing
- Universidad de Zaragoza / Museo virtual de mineralogía — 参照記録 — Universidad de Zaragoza / Museo virtual de mineralogía
- International Mineralogical Association / CNMNC (September 2026) — 参照記録 — International Mineralogical Association / CNMNC (September 2026)
出典は、本文・要旨・書誌情報・データベース・検索結果の抜粋を区別して示しています。引用の範囲を超えて種の性質を一般化しないでください。
- Handbook of Mineralogy — datolite Mineralogical Society of America / Mineral Data Publishing ↗
- Universidad de Zaragoza / Museo virtual de mineralogía — 参照記録 Universidad de Zaragoza / Museo virtual de mineralogía ↗
- International Mineralogical Association / CNMNC (September 2026) — 参照記録 International Mineralogical Association / CNMNC (September 2026) ↗
資料に記録された組成・結晶系・結晶習性と、作品で選んだ形を分けて掲載しています。BASE STUDYとドット作品は創作表現であり、実在標本の写真や鉱物の鑑定資料ではありません。研磨品や装飾台座を模写せず、自然の結晶の形を手がかりに制作しています。