黄銅鉱とは
黄銅鉱(Chalcopyrite)は、銅と鉄を含む真鍮色の硫化鉱物だ。金属光沢のある結晶は四面体に似た姿や複雑な双晶をつくり、塊状でも広く産する。熱水鉱脈や鉱石の中で閃亜鉛鉱、方鉛鉱、黄鉄鉱などと共存し、銅を含む鉱床を特徴づける身近な鉱石鉱物の一つである。 [1] [2]
結晶の形と見どころ
正方晶系に属し、等軸状で四面体に似た結晶に、別の小面が加わる。双晶も多く、単純な結晶一個より複数の個体が複雑に組み合った姿が目立つ場合がある。九州大学の標本解説では、阿仁鉱山産に耳附双晶が多く、面に階段状の起伏や条線を伴う例を記している。荒川鉱山産には三角形を基調とする結晶もある。色は真鍮色で、表面に変色や虹色が現れることもあるが、元来の光沢は金属質だ。本作はその基調色を保ち、大小の不規則な結晶面を鈍い影と明るい金色で分けた。 [1] [2]
どのような場所に産するか
熱水鉱脈、網状の細脈、岩石中に散らばる鉱染、塊状の交代鉱体などに初生鉱物として産する。苦鉄質火成岩で離溶により生じる例や、酸化還元条件に関わる堆積性の産状もあり、一種類の鉱床だけに結び付く鉱物ではない。閃亜鉛鉱、方鉛鉱、黄鉄鉱などと共存する。国内では秋田県の阿仁鉱山・荒川鉱山、栃木県の足尾鉱山などの結晶が博物館に収蔵されている。九州大学には石英や方鉛鉱を伴う阿仁産群晶の記録もあり、金属色の結晶と周囲の鉱物との取り合わせを知る手掛かりになる。 [1] [2]
名称の範囲と見分ける視点
本作は化学式CuFeS2で表される黄銅鉱を対象とする。名称の似た黄鉄鉱は鉄の硫化物であり、黄銅鉱とは成分も結晶系も異なる。また、鮮やかな青紫色に変色した外観だけを主題にはせず、資料に記された真鍮色と金属光沢を中心にする。結晶は正方晶系だが、四面体に似た見かけや双晶をとるため、外形を立方体の集まりに置き換えない。ここで描く群晶は、阿仁など特定の標本を写したものではなく、複雑な双晶や凹凸のある結晶面という特徴から組み立てた創作である。 [1] [2]
読み分けるポイント
黄鉄鉱と黄銅鉱は同じ鉱物?
異なる鉱物だ。黄銅鉱はCuFeS2で銅と鉄を含み、正方晶系に属する。九州大学も黄鉄鉱FeS2とは別の鉱物として解説している。 [1] [2]
虹色に光る鉱物として描いている?
表面に変色や虹色が生じる場合はあるが、本作は真鍮色の金属光沢を中心にする。小さな面の向きと明暗を変え、複雑な群晶を表した。 [1] [2]
作品:ドットで描く判断
以下は制作時の原文と作品である。参照名や造形判断は制作時の記録として保持し、上の図鑑の分類範囲と区別する。

背景と記録
黄銅鉱(Chalcopyrite)は、銅と鉄を含む真鍮色の硫化鉱物だ。金属光沢のある結晶は四面体に似た姿や複雑な双晶をつくり、塊状でも広く産する。熱水鉱脈や鉱石の中で閃亜鉛鉱、方鉛鉱、黄鉄鉱などと共存し、銅を含む鉱床を特徴づける身近な鉱石鉱物の一つである。
熱水鉱脈、網状の細脈、岩石中に散らばる鉱染、塊状の交代鉱体などに初生鉱物として産する。苦鉄質火成岩で離溶により生じる例や、酸化還元条件に関わる堆積性の産状もあり、一種類の鉱床だけに結び付く鉱物ではない。閃亜鉛鉱、方鉛鉱、黄鉄鉱などと共存する。国内では秋田県の阿仁鉱山・荒川鉱山、栃木県の足尾鉱山などの結晶が博物館に収蔵されている。九州大学には石英や方鉛鉱を伴う阿仁産群晶の記録もあり、金属色の結晶と周囲の鉱物との取り合わせを知る手掛かりになる。
姿の解釈
正方晶系に属し、等軸状で四面体に似た結晶に、別の小面が加わる。双晶も多く、単純な結晶一個より複数の個体が複雑に組み合った姿が目立つ場合がある。九州大学の標本解説では、阿仁鉱山産に耳附双晶が多く、面に階段状の起伏や条線を伴う例を記している。荒川鉱山産には三角形を基調とする結晶もある。色は真鍮色で、表面に変色や虹色が現れることもあるが、元来の光沢は金属質だ。本作はその基調色を保ち、大小の不規則な結晶面を鈍い影と明るい金色で分けた。
ピクセルデザイン
24×24では金属質の暗い基部から、真鍮色のいびつな楔状多面体が互い違いに育つ群晶。3〜6色と透過背景を使い、結晶習性を輪郭と面の明暗へ整理している。
補助作品と造形研究
64×64補助作品では結晶の面と集合構造を別の配置で描いた。BASE横には24×24を置き、128・384・768は各サイズの整数グリッドに独立して構図を設計している。単純拡大や画像のモザイク化は行っていない。
PIXEL ART / 24×24
特徴を絞り込んだ24×24作品。
BASE STUDY
結晶の比率・立体・質感を検討したBASE原画。
自然標本の結晶習性を手がかりに、立体と質感を検討した創作原画。実物の標本写真や特定の参照画像の複製ではない。
解像度別ネイティブ作品
NATIVE PIXEL ART / 128×128
金属質の暗い基部から、真鍮色のいびつな楔状多面体が互い違いに育つ群晶。128pxでは主要な稜と集合単位を整理し、少ない面で立体を設計した。
NATIVE PIXEL ART / 384×384
金属質の暗い基部から、真鍮色のいびつな楔状多面体が互い違いに育つ群晶。384pxでは集合の重なりと空隙を別の配置にし、面の条線や局所構造を加えた。
NATIVE PIXEL ART / 768×768
金属質の暗い基部から、真鍮色のいびつな楔状多面体が互い違いに育つ群晶。768pxでは結晶の向きと前後関係を組み直し、稜、端面、表面構造を直接グリッドに描いた。
特徴一覧
- 四面体に似た等軸状結晶、双晶、塊状・緻密な集合
- 硫化鉱物・黄銅鉱グループ
- 正方晶系。化学式 CuFeS2
出典・参考資料
図鑑の参照資料・確認範囲
- Handbook of Mineralogy — Chalcopyrite — Mineralogical Society of America / Mineral Data Publishing
- 九州大学総合研究博物館 — 参照記録 — 九州大学総合研究博物館
出典は、本文・要旨・書誌情報・データベース・検索結果の抜粋を区別して示しています。引用の範囲を超えて種の性質を一般化しないでください。
- Handbook of Mineralogy — Chalcopyrite Mineralogical Society of America / Mineral Data Publishing ↗
- 九州大学総合研究博物館 — 参照記録 九州大学総合研究博物館 ↗
資料に記録された組成・結晶系・結晶習性と、作品で選んだ形を分けて掲載しています。BASE STUDYとドット作品は創作表現であり、実在標本の写真や鉱物の鑑定資料ではありません。研磨品や装飾台座を模写せず、自然の結晶の形を手がかりに制作しています。