基本情報

掲載呼称(属名のカナ表記)
カステリキスティス
英字表記(属名)
Castericystis
学名
Castericystis vali
分類
棘皮動物・ソルータ類
時代
カンブリア紀・中期
化石産地・発見地域
米国ユタ州House Range、Marjum層

カステリキスティスとは?

中心の体は平たい卵形で、複数の骨格板に覆われます。一方には細い採食腕、反対側には移動に関係するとされた尾があり、五本の同じ腕が放射する体制ではありません。

尾は一様な棒ではなく、柔軟な前方部、移行部、硬く左右非対称な後方部に区分されます。原リストの星形という印象より、前後の異なる付属部を見分けることが重要です。

形を見分けるポイント

  • 平たい卵形の板状部
  • 一本の細い採食腕
  • 前後で構造が違う左右非対称の尾

化石からわかること

1995年の再検討は骨格の構造を詳しく記載し、動く模型による実験も用いて移動法を検討しました。尾を左右へ曲げ、底質との接触で進むという解釈です。

これは化石から推定した運動のモデルであり、生きた個体の泳ぎを直接観察したものではありません。具体的な速さや行動の頻度までは、本ページの根拠から決められません。

採食腕と尾を同じものにしない

前方の細い腕と後方の尾では、構造も想定される働きも異なります。小さなドット版でも両側を同じ長さや太さにせず、前後を読み取れる輪郭にしました。

水底との関係を考える研究では、尾の下面の突起や左右非対称な部分が注目されました。見た目が奇妙な付属部にも、接地する向きや動きという検討の手掛かりがあります。

模型で分かること、分からないこと

骨格に沿った模型は、どの関節が曲がり得るかや、底質へどう力が伝わるかを試せます。一方、軟組織の状態や筋力を完全に復元したわけではありません。

作品の姿勢は構造を見渡すために選んでいます。原画が歩く途中のように見えても、特定の一歩の動作を化石が直接記録しているという意味ではありません。

復元の解釈

一つの採食腕と後方の尾を異なる形にしました。骨格板は色面で抽出し、軟組織と色、姿勢は復元上の解釈です。

ドットアートの見どころ

一本の採食腕と尾、という対象固有の構造を主題にしました。24×24では識別に必要な輪郭、64×64では全体の関係、128×128では視点を変えた色面を組み立てています。

384×384は特徴的な部位を選んだ近接の造形研究、768×768は別の座標で構成した全体の作品です。各サイズは最終寸法の整数グリッドへ独立して描き、BASEや別サイズの縮小・拡大・トレースは用いていません。図式的な板や点の数を解剖学的な実測値として示すものではありません。

BASE STUDYはAI支援の復元イラストで、標本写真ではありません。色・軟体の厚み・立体的な姿勢は解釈を含みます。小さな画面の省略と、化石から確かめられた特徴を分けてご覧ください。

作品と造形研究

よくある疑問

星形の棘皮動物ですか?

本種は左右非対称のソルータ類です。五本の腕をもつ姿としては描いていません。

後ろの部分は付着用の柄ですか?

長い尾は移動との関係が研究されています。前方の採食腕とも区別しています。

関連する作品

出典・参考資料

  1. Anatomy, locomotion and ontogeny of the solute Castericystis vali from the Middle Cambrian of Utah (1995)
  2. University of Utah — Wheeler Shale, House Range fossil collections
  3. Deciphering the early evolution of echinoderms with Cambrian fossils (2014)

出典は化石・研究内容の確認に用いています。ここに掲載するドットアートは、資料にある標本写真の転載ではありません。

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