滑らかな体と短い腕

丸くずんぐりした外套に、ほぼ同じ長さの短い八本の腕がつくタコです。皮膚は滑らかで、グラネレドネ類のような目立つ軟骨状のいぼや、眼を模した斑紋は記載されていません。腕の吸盤は一列です。同じ南極海のタコでも、凹凸の強い種とは表面の印象が大きく違います。短い腕、丸い外套、深い膜という組み合わせに目を向けると、本種らしい形が見えてきます。 [2]

腕を結ぶ深い膜

腕の間の膜は深く、記載では長い腕のおよそ四割に達します。背側の膜がわずかに深く、腕の長さには大きな差がありません。長腕のタコと違い、腕の付け根がまとまって見えるのは、この短腕と膜の構成によるものです。外套にひれがある仲間ではなく、腕とその間の膜を備える八腕のタコです。吸盤の列数も、似た外形の種と比べるための手掛かりになります。 [2]

1874年の航海に残る記録

ウェールズの博物館には、チャレンジャー号が1874年3月3日に採集したタイプ標本の記録があります。地点はオーストラリアの南西にあたる南極海で、海底の底質は珪藻の堆積物とされています。標本の名前は最初の記載時から分類の変遷を経ましたが、採集日や地点の情報は残っています。古い探検航海の材料が、現在もこの深海性のタコを知る基礎になっています。 [3]

少ない材料から分かる範囲

FAOの種別解説は、確実な分布をタイプ産地に限って示し、その採集深度を3566メートルとしています。雌の大きな卵も記載されていますが、卵の大きさだけで孵化後の暮らしまで決めることはできません。雄は同解説では知られていません。深海全体に広く普通にいると想像するより、どの標本から何が分かったのかをたどることが、本種を理解する確かな入口です。 [2]

読み分けるポイント

3566メートルだけにすむタコですか?

その数字はタイプ標本の採集深度です。FAOの解説では確実な分布がタイプ産地に限られており、種全体の生息深度の上限・下限を示すものではありません。 [2]

作品:ドットで描く判断

以下は制作時の原文と作品である。参照名や造形判断は制作時の記録として保持し、上の図鑑の分類範囲と区別する。

ベンテレドネ・ロトゥンダの主作品・64×64ピクセルアート
現行64×64主作品・既存モーション(生物の行動の同定資料ではない)

背景と記録

丸くずんぐりした外套に、ほぼ同じ長さの短い八本の腕がつくタコです。皮膚は滑らかで、グラネレドネ類のような目立つ軟骨状のいぼや、眼を模した斑紋は記載されていません。腕の吸盤は一列です。同じ南極海のタコでも、凹凸の強い種とは表面の印象が大きく違います。短い腕、丸い外套、深い膜という組み合わせに目を向けると、本種らしい形が見えてきます。

BASE STUDYは形態資料を踏まえて新たに制作した自然史イラストであり、標本写真ではない。サイズ別の作品では構図と色面を変え、科学的な記録と創作表現を区別している。

姿の解釈

滑らかな皮膚。短いほぼ等長の8腕。深い腕間膜と1列の吸盤。

ピクセルデザイン

64×64では滑らかな皮膚、短いほぼ等長の8腕、深い腕間膜と1列の吸盤を中心に、輪郭の接続と少数色の明暗を整えた。白い画像面でも薄い部分が消えないよう、暗い縁と空白の位置を調整している。

補助作品と造形研究

24×24は特徴を最少の輪郭へまとめた研究。補助64×64では別の姿勢を整数格子で描いた。128・384・768は各キャンバスの軸、曲線、色面、描線の密度を個別に組み直し、BASEの拡大やトレースを行っていない。

ベンテレドネ・ロトゥンダの24×24作品

PIXEL ART / 24×24

特徴を絞り込んだ24×24作品。

ベンテレドネ・ロトゥンダの造形研究用BASE STUDY

BASE STUDY

ドットにする前に、体の比率と立体を検討した下描き。

滑らかな皮膚、短いほぼ等長の8腕、深い腕間膜と1列の吸盤の比率と質感を確かめる自然史イラスト。柔らかな光の中で、輪郭だけでは読み取りにくい厚みや重なりを描いた。写真の複製ではなく、形態資料を踏まえた創作原画として掲載している。

解像度別ネイティブ作品

特徴一覧

  • 滑らかな皮膚
  • 短いほぼ等長の8腕
  • 深い腕間膜と1列の吸盤

出典・参考資料

図鑑の参照資料・確認範囲

  1. WoRMS: Bentheledone rotunda — World Register of Marine Species確認日 2026-10-10/データベース記録
  2. Cephalopods of the World, Vol. 3(2014)pp. 90 — FAO確認日 2026-10-10/検索結果の抜粋のみ(原文本文ではない)
  3. Eledone rotunda Hoyle, 1885 holotype, NMW.Z.1978.014.00432 — Amgueddfa Cymru – Museum Wales確認日 2026-10-10/検索結果の抜粋のみ(原文本文ではない)

出典は、本文・要旨・書誌情報・データベース・検索結果の抜粋を区別して示しています。引用の範囲を超えて種の性質を一般化しないでください。

このページでは、研究機関や公的資料で確認できる名称・形態・観察情報と、samesamebangbangによる造形の解釈を分けて書いています。特定の写真や映像を転載したり、そのまま模写したりはしていません。深海の映像は照明で色が変わるため、写っている色をそのまま体色として扱ってはいません。